tripchitoの日記

旅に関する日記

ニサッタ、ニサッタ

作家乃南アサの作品は初めて読んだ。東野圭吾の作品と同様すらすら読める。次が気になって、あっという間に二冊読んだ。タイトルのニサッタって何?これはアイヌ語で明日という意味。主人公の耕平の人生は、北海道から東京へ上京し、大学そして就職するが、見事に不幸続きで、明日がどうなるか全くわからない毎日を過ごす。そして、沖縄人の杏菜との出会いで、故郷へ帰ってやり直すことになる。だが、どこへいってもやはり、不幸続きで死にたいと思うようになったとき、杏菜と祖母の言葉に助けられる。特に祖母の言葉「今日だけを精一杯生きる、明日のことなんて考えない」確かに明日や未来を考えると誰だって不安になる。私も今日を精一杯生きよう!やりたいことは山ほどある。そう思わせてくれる素敵な本でした。